リンガル矯正・EGGシステム

 2019年7月25日木曜日、今日は名古屋の覚王山のGC名古屋支店で、新しいリンガルの矯正システムの勉強会です。
 以前、神戸の学会で講師の下田先生のお話を聴いたので、新システムの概要と実際をこの目で確かめるために参加した次第です。

講師の下田哲也先生

リンガル矯正・EGGシステムとは何か

博多で開業の下田哲也先生のコンセプトは、

  • 可及的にリンガルのワイヤー形状を直線化したい
  • 歯牙の重心にできるだけ近いポイントから歯牙移動の力をかけたい
  • できるだけ患者さんが快適な舌感が得られるようにリンガル・ブレースの形を丸く(EGG形状)にしたい
  • リンガル・ブレースのスロット形状の精密度を向上させたい
卵型のリンガル・ブレース

 特に上顎4番7番の舌側のCRレジン・ブレースは独特の作製方法であり、筆者の臨床にも役立ちそうである。
 世の中インビザラインが大流行ですが、インビザラインで治りやすいケースとそうではないケースがあり、そのような場合どうしてもリンガルの矯正システムが必要となるのである。