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骨が無くてインプラントを諦めていた人へ

  骨が無くても、インプラントは可能です。骨を人工的に造成する技術が近年進歩し、従来では不可能だった部位にもインプラントを入れることが可能な時代に入って来ています。
 当院では、下顎の奥歯の水平的に紙位の厚さの骨に対しても、独自の骨造成術でインプラントの埋入を実施しています。
 また、垂直的な骨の高さが足りない場合も、3~5mm程度であれば、充分新たな骨を増加させることが可能です。

3次元CT

 3次元CT撮影装置が当院では稼働しております。
 骨の形を通常のレントゲンより精度高く捕捉し、インプラント埋入の治療計画を確実なものにすることが可能です。

最新の骨造成術

 骨を造るのに常に大きい手術が必要な訳ではありません。
むしろ最小限の骨の造成で済む場合の方が、当院の臨床の現場では多いです。
術後の腫れや痛みも抜歯と殆ど同等です。
 当院でも、過去においては患者様の静脈から採血を行いPRF・CGF・AFG・PRP等を遠心分離して人工骨と併用し手術時に使用しておりましたが、最新のレーザー治療の併用により、よりシンプルで効果が高く時間もかからない骨造成が可能となり、さらに患者様の負担を減らすことが可能となりました。

安心のガイディド・サージェリー

 歯が喪失している部位が広範囲に渡る場合は、3次元CTのデータとお口の模型のデータを合成し、インプラントを設置する位置をコンピーター・シュミレーションします。
 オペ当日には、正確な位置にインプラントを入れる専用ガイドが作成され、安心・安全なオペを行うことも可能です。

講演する吉岡先生

抜歯と同時のインプラント埋入

 当院では、インプラントの手術侵襲を最小限にするために、抜歯と同時のインプラント埋入を数多く施術しております。
 手術侵襲は抜歯と殆ど変わりませんし、手術回数を減少できるメリットがあります。
 また、抜歯後の組織の縮小が生じていない段階でのインプラントの埋入になるため、骨を造る量を少なくすることが可能です。

講演するStaas先生

安心のインプラント本体

 当院では、安心の国産インプラントであるアルファタイト・インプラントをメインにインプラント臨床を展開しております。
 アルファタイト・インプラントは、日本口腔インプラント学会・元会長で国立九州大学名誉教授の末次恒夫先生を中心に開発された信頼性の高いインプラントです。
 開発のデータ収集は国立九州大学歯学部補綴科を中心に行われました。
 インプラントの特徴は、ネジの緩みがとにかく少ない術後の長期安定感のあるインプラントです。
 またプラットフォーム・スイッチングを2回法インプラントでは採用しており、インプラント周囲の骨吸収も極めて少ないインプラントです。
 東京都内でも、多数の臨床医が信頼できるインプラントとして使用しています。
 海外製のインプラントも、その多くが、インプラント本体のチタン材料は日本のコベルコが供給し、チタン材料の加工機械は日本の森精機やファナックの機械で加工しています。
 多くのインプラントは作られているのが日本か海外かというだけの違いで、材料もその加工マシンも日本製である場合が多いのです。

アルファタイトはマイクロムーブメントに強い

長期咬合に耐える、安定した嵌合システムが最大の特徴です。

嵌合部の上から5°モーステーパー部、インターナル6角部、茶筒嵌合部を持ち、DM(ダブルモース)と呼ぶ嵌合形態を持っています。モーステーパー部で咬合圧を受け取ると同時にマイクロムーブメントを抑え、独立した精度の高いインターナルHEX部で回転防止機能を持たせ、茶筒嵌合部で側方圧に対するズレを軽減する事を目的としています。

10年以上の咬合に耐える

2回法インプラントでは、出来るだけアバットメント本体のマイクロムーブメントを抑制することが最も重要ですが、そのために最も大切なのが、中ネジとフィクスチャーとの軸力を適正な状態で締結し、低下をまねかないようにすることと、さらにはアバットメント本体とインプラントの嵌合を安定にすることです。

ただし、中ネジそのものの緩みも考えなければなりません。アバットメント本体を固定する座面は角度θが小さければ小さいほど軸力が大きくなりますが、座面の面積が小さくなり、それにともない座面摩擦が小さくなります。

そこで座面を大きくする為、角度θを大きくすると軸力が低下し、結果的にネジは緩みやすくなります。

また、角度θを小さくし、ネジのヘッドを大きくすることで、座面を大きくする方法もありますが、インプラントのように、それぞれのパーツの大きさが制限される場合は、限界があり難しくなります。

アルファタイトインプラントでは、このような考え方を背景に、軸力重視の中ネジにより、ダブルモースの安定性を持つ嵌合を利用し、アバットメント本体をインプラントに対して中ネジにより締め込んでいく方法を選択しました。
 2回法インプラントの長期経過の中で、中ネジの緩みや中ネジの破損というものが問題になりますが、アルファタイトの場合、他のインプラントに比較して、極めてこの件に関するトラブルが少なく、術者も患者様も安心して使用できる信頼性の高いインプラントです。

ブリッジ治療の問題点

 ブリッジの耐用年数は6年前後であり、ブリッジの土台となっている歯が6年後に健全な状態で新たにブリッジを入れることができるケースは、想像以上に少ないものです。
 特に下顎は食物を咬むことで下顎の骨自体がたわむため、ブリッジは足元から揺らされ、歯の土台と接着していた冠は、患者さんが知らないうち土台と分離し、冠内部で虫歯が進行することになります。
 さらにに土台の歯が神経の無い歯の場合、痛みが出ないため、ブリッジがぐらついてきて初めて冠内部が虫歯でダメになっていることに気付くことになります。
 このような場合、冠内部の虫歯はかなり大きいものになっており、新たなブリッジの土台となるには強度が不足していたり、最悪殆ど歯が溶けて無くなっていることもあります。
 このため新しくブリッジが入れられず、最悪義歯になってしまうケースも多いです。
 ブリッジは咬む力が比較的平均的なレベルの人であれば、かなり長期に機能しますが、エラが張って四角な顔のタイプの人は、咬む筋肉が非常に発達していることが多く、更に、上記の傾向に拍車をかけることになります。

義歯は安全だが手入れが大変

 その点義歯は上記のようなトラブルは少なくなります。ただし、天然歯に比較して、咬む力が10分の1程度なので、弱い力で回数多く咬むことが大切になります。
 また、毎食後義歯を外して清掃することが必須であり、若くして義歯を入れることに抵抗がある人があるのも事実です。
 義歯の清掃はもちろん大変ですが、インプラントも義歯ほどではありませんが、クリーニングが極めて大切であることは言うまでもありません。

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