命を守る口腔ケア

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口腔ケアの必要性と最新の手技

お口を洗うジェル

本日2019年5月26日午前、大府にある国立長寿医療研究センター歯科口腔先進医療開発センター長 角保徳氏の開発した新しい口腔ケア用ジェルのお話を岐阜の保険医協会で聴いてきました
 高齢化社会の伸展と共に脳梗塞や認知症等で、患者さん自身でお口の歯磨きができないケースが増加しています。
 しかも、このような方達は、物を飲み込む機能が低下しており、通常は唾液は食道に流れるものが、気道に入ってしまうといういわゆる誤嚥という状態に陥っている場合が多い。
 このような場合、介護者が通常の歯磨きを行うと、歯磨きの際の口の中の汚れが気管に入るケースが散見され、ひいては、誤嚥性肺炎を起こし、歯磨きの翌日には、熱が出るということになり易くなります。

新しく開発された口腔ケア用ジェル

 このような中でどのようにして誤嚥のある患者さんに気管に汚れを落とさないように口腔ケアするかという観点で開発されたのが「お口を洗うジェル」である。
 最も誤嚥し易いのは水であり、水をいかに使わないようにして、口腔ケアするかということから、口腔内の汚れを絡めとる能力と歯の周りの汚れを溶解させる機能を持たせたジェルである。

お口を洗うジェル概要

お口を洗うジェル概要

歯科衛生士の行う口腔ケア

歯科衛生士が行う口腔ケア